fintechの発展により経理や税務申告は自動化されていくことは間違いなく、CFO機能の合理化も同時に進んで行くことが予測されます。
欧米ではギグエコノミーやバーチャルCFOが浸透してきていることから、日本でも同様に需要が高まると考えています。
先日、新規クライアント様とのお顔合わせがあり、税務申告以外に財務戦略の必要性についてご質問をいただきました。
業務提携や資金調達をご検討されている場合、お取引先様に対して財務状況のプレゼンテーションが必要になるケースが多いと思います。
しかしながら、新設会社では財務管理が後回しになってしまい、いざ業務提携や資金調達などのお取り引きをする段階になって財務管理体制でだめ出しをされてしまうケースをよく耳にします。
取引先の財務状況を意識されるのは当然のことですから、事業計画、予算実績管理、内部統制構築を早い段階で取り入れ、財務健全性をビジネス拡大のアピールに有効活用するというスタンスが今後ますます求められると考えます。
物理的に目に見えるものから、目に見えない時間的価値やレピュテーションまで、ありとあらるゆる要素を内包して金銭的価値に表現される財務諸表がその会社のすべてを物語ると言っても過言ではないと思います。
財務健全性をアピールするパフォーマンスレポートを定期的に文書化し、いつでもプレゼンテーションできる状態が望ましいと言えます。